鹿児島市の高齢者福祉施設で入所者を殴るなどした疑いで逮捕されていた施設の元職員に対し、鹿児島簡易裁判所は罰金20万円の略式命令を出しました。 暴行の罪で略式命令を受けたのは、鹿児島市牟礼岡1丁目の高齢者福祉施設の元職員の女性(61)です。 女性は、先月14日正午ごろ、当時勤務していた鹿児島市内の高齢者福祉施設で、入所する80代女性の顔を平手で複数回殴ったり、髪をつかんだりしたほか体を足で蹴ったとして、逮捕・送検されていました。80代女性にけがはありませんでした。 元職員の女性は警察の取り調べに対し、「顔を殴ったことは間違いないがほかは覚えていない」と容疑を一部否認していました。 鹿児島区検察庁は、31日付けで女性を略式起訴し、鹿児島簡易裁判所が罰金20万円の略式命令を出しました。