長野県塩尻市の住宅で、同居する50代の母親を包丁で刺して殺害しようとした疑いで、29歳の息子が現行犯逮捕されました。警察は、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて調べています。 (記者リポート) 「現場は閑静な住宅街です。男は住宅で母親を刺したということです」 殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、塩尻市広丘野村の無職・田中成志容疑者29歳です。 警察などによりますと、田中容疑者は、10月31日午前8時ごろ、自宅で同居する50代の母親を包丁で刺し、殺害しようとした疑いです。 通りがかった人が犯行を目撃し、「男が女性の首を絞めている」と警察に通報しました。 母親は上半身を刺され首から出血していて、重傷とみられますが、搬送時は意識があり、命に別条はなさそうだということです。 田中容疑者は容疑を認めているということです。 近所の住民によりますと、これまでも住宅に警察官が来くることがあったということです。 近所の住民: 「2階のベランダで長男を警察が刺股で抑えているのを1回見たことがある。(住宅から)声がよく出ていたし、警察も何回か来ているのを目撃している」 警察は、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、動機などを調べています。