県内に住む男性から1,286万円相当の「金」を騙し取ろうとした、台湾国籍の男が逮捕されました。 警察による「だまされた振り作戦」での現行犯逮捕です。 逮捕されたのは台湾国籍のズォン・リーチェン容疑者25歳です。 ズォン容疑者は、先月15日から複数の人物と共謀して、県内に住む70代の男性に電話で警察官を装い、「口座が凍結されます」「現金を金にかえましょう」などとうそを言い、時価1,286万円相当の金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 男性は実際に金を購入しましたが、不審に思い警察に相談しました。 そこで警察は、金を入れていない紙袋を準備する「だまされた振り作戦」を行い、アパートの敷地内で紙袋を持ち去ろうとしたズォン容疑者を現行犯逮捕しました。 ズォン容疑者は「頼まれて荷物を受け取りに来ただけ」「中身は知らない」などと容疑を否認しています。 警察は組織的な犯罪を視野に捜査しています。