大分市の官製談合事件を受けて、市が設置した第三者委員会から聞き取りを受けた佐藤知事は「前市長として聞き取りに応じた」としたものの当時の不正の認識を改めて否定しました。 ■佐藤知事: 「官製談合防止法違反の事案について、大分市長在任中に覚知をしたり、こういうことが起こっているということについて認識したということは在任中にありませんでした」 第三者調査委員会は、大分市のごみ収集業務などをめぐる官製談合事件で職員が逮捕されたことを受け、2025年4月に設置されました。 4日の定例会見で佐藤知事は「当時の市長として応じる責任がある」と、10月30日に第三者委員会の聞き取りに応じた理由を明らかにしましたが、詳しい受け答えの内容についてはコメントしませんでした。 大分市によりますと第三者委員会は11月中旬にも調査結果の報告書をまとめる方針です。