福岡県須恵町の中学校に勤務する補助教員の男が、以前、働いていた自治体でも偽造した教員免許状の写しを提出したとして、再逮捕されました。 偽造有印公文書行使の疑いで再逮捕されたのは、須恵町の中学校の補助教員、近藤正仁容疑者(66)です。 近藤容疑者は2021年3月、福岡県篠栗町の小学校で特別支援学級の教育支援員として雇用契約を結ぶ際、偽造された教員免許状の写しを提出した疑いが持たれています。 篠栗町などによりますと近藤容疑者は今年3月までのおよそ4年間、教育支援員として勤務していましたが、「児童への態度が良くない」などと指摘を受け、町は今年度の契約を更新しませんでした。 支援員は教員免許を持っていると給与面などで優遇されるため、警察は偽造免許状を使って有利な条件を得ようとしたとみています。 取り調べに対し近藤容疑者は、おおむね容疑を認めているということです。 近藤容疑者をめぐっては、今年1月にも自身の採用をめぐり、偽造した教員免許状の写しを須恵町に提出したとして逮捕・起訴されています。