ソウル中心部で日本人観光客の親子2人が乗用車にはねられ死傷した事故で、飲酒運転などの疑いで逮捕された男が謝罪の言葉を述べ、「葬儀費用を出したい」などと話していることがわかりました。 容疑者 「(Q.遺族に言いたいことありますか?)申し訳ありません」 フードを深くかぶり、うつむいてこう話したのは、飲酒運転のうえ、日本人親子2人をはねたとして逮捕された韓国籍の30代の男です。 ソウルの裁判所では、きょう、男の勾留を延長するかどうかの審査が行われました。 この事故は、今月2日にソウルの東大門で日本人観光客の親子2人が乗用車にはねられ、58歳の母親が死亡、38歳の娘が大けがをしたものです。 捜査関係者によりますと、取り調べに対し男は遺族への謝罪の言葉を述べ、「遺体の運搬や葬儀費用を出したい」などと話しているということです。 警察は今後、本格的な取り調べを行う方針です。