20歳ホストの男を再逮捕「地位を上げたいと思い、女性客に体を売って店に来るように要求した」改正風営法の適用は県内初

今年8月、ホストクラブに通うための現金を稼がせるために30歳の女性客に売春行為を要求したとして、同じ女性客への傷害事件と強盗事件で逮捕されている20歳のホストの男が再逮捕されました。 客に料金の支払い等のための売春・性風俗店勤務などを要求することを禁じた改正風営法が今年6月に施行されて以降、追加された禁止行為での逮捕は福岡県内で初めてとなります。 風営法違反(禁止行為)の疑いで再逮捕されたのは、福岡市博多区上川端町に住むホスト・小川凌容疑者(20)です。 小川容疑者はホストクラブの女性客(30)を誘惑して売春させ、稼いだ現金で飲食代金の支払いをさせるため、8月21日午後6時45分ごろ自分のスマートフォンから「大好き」「5万円稼げたらその夜エッチかもね」「だから男の人と連絡を取りなさい」などのメッセージを送り女性客に売春をするよう要求した疑いが持たれています。 小川容疑者は、同じ女性客(30)に対する傷害事件と強盗事件で逮捕されていて、これらの事件を捜査した過程で風営法違反事件にも関与していた疑いが浮上したということです。 警察によりますと被害を受けた女性客(30)は複数の出会い系アプリに登録させられ、数十人の男性と売春行為に至っていたということです。 女性客(30)は、8月中旬から9月上旬まで小川容疑者が働くホストクラブにほぼ毎日通っていて、売春で稼いだ現金のうち、60万円以上が店での飲食代に充てられていたとみられています。 取り調べに対し、小川容疑者は「間違いありません。ホストの地位を上げたいと思い女性客に出会い系アプリなどで男の人に連絡させ体を売ってお金を稼がせ、そのお金でお店に来るように要求しました」などと話し、容疑を認めているということです。

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