映像ジャーナリスト・伊藤詩織さんが自身の性的暴行被害への調査に乗り出していく姿を自ら記録したドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』が、スターサンズ、東映エージエンシー配給のもと、12月12日(金)から日本公開されることが決定した。国内では、当事者から指摘を受けた部分など、一部表現を修正・配慮した新バージョンが上映される。 2015年4月3日、当時25歳だった伊藤さんは同意のない性被害を受けた。彼女は実名を公表し、事件と立ち向かうことを決意。自身に起きた事実を記録しながら、社会の壁を少しずつ打ち壊すーー。声を上げ続ける痛みを通じて、理不尽な世界とそこで見せる希望の光をリアルな映像で描き出した。第97回アカデミー賞では、日本人初となる長編ドキュメンタリー部門にノミネートされている。