兵庫県警「逮捕容疑は告訴事実とおおむね同一」 立花容疑者の逮捕受け会見

兵庫県警は9日午前、死亡した元県議に対する名誉毀損(きそん)の疑いで政治団体「NHK党」党首の立花孝志容疑者(58)を逮捕したと発表し、捜査2課の是永翔太郎課長らが報道各社に対応した。立花容疑者が静岡県伊東市長選への立候補を表明した段階での異例の逮捕に加え、被害者が死亡後の立件判断などについて言及した。 立花容疑者は12月7日告示、14日投開票の伊東市長選に立候補を表明し、その記者会見を今月10日に予定していた。兵庫県警は「政治活動の自由は最大限尊重されるべきだ」とした上で「逃亡・罪証隠滅の恐れを具体的な事実関係に即して判断した」と説明した。 また死者への名誉毀損は前例が少なく、発言者の認識がポイントになるが「判例に当てはめ、故意性を問えると考えている」とした。ただ具体的な事実関係については「被疑者(容疑者)の認識や供述の中身に関する事柄なので」と明かさず、今後の捜査で明らかにするとした。

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