元兵庫県議の名誉を毀損した疑いで、警察は政治団体・NHKから国民を守る党の党首・立花孝志容疑者を逮捕しました。立花容疑者の逮捕を受けて、死亡した竹内元県議の妻が「今は、ほっとしています」などのコメントを発表しました。 警察によりますと、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)は、自身が立候補した選挙の街頭演説などで竹内英明元兵庫県議について「警察の取調べを受けているのは多分間違いない」などと発言し竹内元県議の名誉を毀損した疑いが持たれています。 警察は、立花容疑者の認否を明らかにしていません。 竹内元県議はSNSなどによる誹謗中傷に悩み、去年11月に議員を辞職、今年1月に自宅で死亡しました。 今年6月には竹内元県議の妻が立花容疑者を刑事告訴していました。 ▼竹内元県議の妻のコメント(全文) 今朝、マスコミなどからの電話やニュースで逮捕の一報を知りました。ニュースで逮捕の報道が出たことで、主人の仏前に報告しました。 刑事告訴を出して以降、どうなるのか不安、心配もありましたが、今は、ほっとしております。 夫の死の衝撃で打ちひしがれ、謂れのない誹謗中傷に恐れ、立ち向かう気力すらなく、何をしていいのかわからない状況で、「英明の仇をとろう」と背中を押してくれた、大学時代の先輩、石川知裕さん。その励ましと郷原先生への橋渡し、ご尽力で告訴しようという気持ちになりました。 天国の石川さんにも逮捕を報告したいと思います。これまで、応援、支えてくださった郷原先生、石森先生はじめ数多くの皆様、捜査関係者の皆様にも、御礼を申し上げます。 ありがとうございました。 今後については、捜査を見守ってまいります。