現地時間9日、クリーブランド・ガーディアンズのエマニュエル・クラセ投手(27)、ルイス・オルティス投手(26)が野球賭博へ不正に関与したとして米連邦検察に起訴された。『ESPN』のジェフ・パッサン記者が報じている。 両投手はMLBの公式戦において、意図的にボール球を投じるなど自らの投球に対する賭博結果を不正に操作。共謀している賭博者が利益を得るように仕組み、その見返りとして賄賂を受け取っていたとされる。クラセは2023年5月から関与し、オルティスは今年6月から参加。両投手の投球を通じて賭博者は少なくとも45万ドルを手にしていたという。 ドミニカ共和国出身の両投手はMLBの賭博調査により、今年7月から有給の休職処分を受けていた。オルティスは同9日にボストンで逮捕され、クラセは現時点で身柄を拘束されていない。それぞれ4つの罪に問われており、最長65年の禁固刑に科される可能性がある。 クラセは2022年から昨季まで3年連続でセーブ王に輝き、オールスターゲームにも3度選出。今季は48試合に登板して5勝3敗24セーブ、防御率3.23を記録していた。2022年にデビューのオルティス昨オフにパイレーツからガーディアンズにトレード加入し、今季16先発で4勝9敗、防御率4.36という成績だった。