警視庁は、器物損壊の疑いで現行犯逮捕した容疑者の男について、警察署での取り調べ中に容体が急変し搬送先の病院で死亡したと発表しました。 警視庁は9日、東京・豊島区の路上でタクシーの窓ガラスを素手で殴った器物損壊の疑いで30代ぐらいの男を現行犯逮捕しました。 この際、男が「死にたい」などと言って暴れたことから、安全を確保するために保護シートを身体に巻き付けて池袋警察署に移動したということです。 取り調べ中に男は震えが止まらなくなるなどして、呼吸が停止したため病院に搬送されましたが、およそ1時間半後に死亡しました。 警視庁は「現時点で問題があったとは確認されていないが、調査を徹底してまいりたい」としています。