米総合格闘技UFCにも11試合出場していたブラジル人ファイター、ゴドフレイド・ペペイ(本名ゴドフレイド・カストロ・デ・オリヴェイラ)さんが死去した。10日(日本時間11日)、米専門メディア「MMAジャンキー」や英デーリー・スター紙などが報じた。38歳だった。ペペイさんは妻のサマラ・メロ夫人に対する家庭内暴力容疑などで米フロリダ州フォードローダーデールのブロワード郡保安官事務所の中央留置場に収容されており、首をシーツで巻かれ、意識不明になった状態で発見されたと伝えられている。 すぐに救急隊が現場に駆けつけ、病院に搬送したものの、その後に死亡が確認された。警察は事件性はないとみているという。ペペイさんは今年6月、フロリダ州ディアフィールドビーチで家庭内暴力容疑で逮捕、拘留されていた。容疑者として誘拐、被害者への悪質行為などで起訴されていた。裁判手続きは継続中で、すべての容疑に対して無罪を主張していた。 サマラ・メロ夫人の弁護士となるガウデニオ・サンティアゴ氏は「拘留中の死亡は深刻な問題。米国当局によってあらゆるニュースは公表されるでしょう。それまでは、ご家族とサマラ・メロ夫人への敬意をお願いします。さらなる苦しみが招かれないよう、悪意ある発言や臆測は控えていただきますようお願いいたします」とコメントした。 ペペイさんはUFCの契約を目指すイベント「ジ・アルティメット・ファイター・ブラジル・シーズン1」に出演し、フェザー級で準優勝。UFCと契約を結ぶと12年から18年まで11試合出場。戦績は5勝6敗だった。格闘家としては22年以降、試合出場していなかった。公式インスタグラムでは8万7000人以上のフォロワーを持つ知名度の高い格闘家だった。