9日夜、島根県松江市内の市道で60代の男性が道路で倒れているのが発見され、その後死亡が確認されたひき逃げ事件で、松江警察署は12日朝、近所に住む会社員の男を逮捕しました。 過失運転致死・道路交通法違反(救護措置義務違反等)で逮捕されたのは、松江市雑賀町に住む会社員の男(49)です。 男は9日夜、松江市雑賀町の市道において普通乗用車を運転している時に、道路上で松江市西津田のパート店員の男性(69)をひいたあと、救護措置を行わず逃走した疑いが持たれています。 男性が倒れていた付近に車のものと思われる部品が落ちていたほか、男性の服にタイヤ痕があったことから、警察は男性が車にひかれたものとみてひき逃げ事件として捜査。 防犯カメラの映像や現場に落ちていた車の部品などから男を特定し、12日午前7時57分に逮捕しました。 男は警察の調べに対し「何かに乗り上げたことは間違いないが、乗り上げたのが 人とは思いませんでした」と容疑を否認しているということです。 現場は、JR松江駅から600メートルほど南の住宅地を通る狭い市道で、亡くなった男性は当時、会合から帰宅途中だったということです。 松江警察署は亡くなった男性が当時道路上に横たわっていたとみて、当時の状況など詳しい調べを進めています。