顔や体にアザや傷痕十数カ所 女児虐待事件

小学生にあたる年齢の女児に十分な食事を与えなかったとして、母親と内縁の夫が警視庁に逮捕された。女児が事件前に児童相談所に保護された際、顔や体にアザや傷の痕が十数カ所あったことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は女児が身体的な虐待も受けていた可能性があるとみて調べる。 保護責任者遺棄の疑いで11日に逮捕されたのは、東京23区内に住む30代の母親と20代の内縁の夫。逮捕容疑は、8月初旬までに、1日1食にするなどして女児を低栄養の状態にさせ、自力歩行が困難と認識しながら、食事や医療の措置をせず放置したというもの。母親は容疑の一部を否認し、内縁の夫は容疑を認めているという。 捜査関係者によると、女児は8月初旬に児相に保護された。その際、顔や体にあざやたばこを押し当てられたような痕が見つかったといい、体の一部は骨折していたという。骨折の原因を調べる。 2人は女児以外の他の子どもへの暴行容疑で2回逮捕されていた。「イライラしてやった」と供述していたという。

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