トルコ、大統領政敵を142の罪で起訴 最高で拘禁2430年<br />

【AFP=時事】トルコ検察は11日、、最大都市イスタンブールのエクレム・イマモール市長(職務停止中)を汚職など142件の罪で起訴した。有罪になれば最長で拘禁2430年を科される可能性がある。 イマモール氏はレジェップ・タイップ・エルドアン大統領の最大の政敵で、最大野党の共和人民党(CHP)の次期大統領候補。次期大統領選でエルドアン氏に勝てる唯一の候補者と目されている。3月に逮捕され、2013年以来最悪の街頭騒乱が起きた。 約4000ページに及ぶ起訴状は、犯罪組織の運営や収賄、横領、マネーロンダリング(資金洗浄)、恐喝、入札談合など142件の罪を列挙。半国営のアナトリア通信によると、有罪になれば最長で禁錮2430年が科される可能性がある。 CHPのオズギュル・オゼル党首はX(旧ツイッター)への投稿で、今回の起訴はイマモール氏の2028年大統領選挙への出馬を阻止するための「司法介入」に他ならないと強く非難。 「本件は法的なものではなく、完全に政治的なものだ。前回の地方選挙で首位に立ったCHPを阻止し、その大統領候補(イマモール氏)を阻止することが目的だ」と述べた。 イマモール氏は、2028年大統領選への出馬を禁止される可能性がある。【翻訳編集】 AFPBB News

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