映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』、ゆかりの地 特別映像 アイム・オン・ファイア編公開

ロックの英雄、そしてアメリカの魂と称され、50年にわたって第一線を走り続けるブルース・スプリングスティーンの若き日を描く感動の音楽ドラマ『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が11月14日(金)に日本公開されます。 1982年。キャリアの岐路に立つブルース・スプリングスティーンは、名声の影で深い孤独と葛藤に揺れていました。ロックスターとしての喧騒を離れ、彼が向かったのは、誰もいない荒野のような〈どこでもない場所〉。4トラックのレコーダー一台、手元にあるのは曲になりかけた断片だけ。恋人との時間、幼き日の母との思い出、そして父との確執に苛まれながら、彼は静かに魂を刻み始めます。その時、彼に何が起こっていたのか――。 伝説の名盤『ネブラスカ』、その創作の舞台裏と心の旅を『一流シェフのファミリーレストラン』のジェレミー・アレン・ホワイトが、言葉少なに、しかし圧倒的な存在感で体現します。監督は『クレイジー・ハート』(アカデミー賞(R)受賞)で音楽映画の真髄を見事に描いたスコット・クーパー。観る者の心を掴んで離さない、乾いたアメリカの風景と、テープに刻まれた声と、救いを求める祈り。あの夜、何が生まれ、何が壊れたのか――。 ロックの英雄がすべてを削ぎ落とし、ありのままの自分に向き合った時代を、今を生きる私たちが見つめ直します。 今回、『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』の日本公開に向けて、『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ゆかりの地 特別映像 アイム・オン・ファイア編がCDジャーナルで独占解禁となりました。 映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、1980年10月3日から翌81年9月14日のシンシナティ公演まで全世界で140回に及んだ〈THE RIVER〉ツアーを終えたスプリングスティーンが、故郷ニュージャージーに戻るところから始まります。成功に対する期待と重圧、そして消し去ることのできない過去。自分に向き合うために、自宅にわずか4トラックの録音機材を用意した彼は、たった一人で歌い始めます。 今回ご紹介する特別映像は、映画の舞台であるニュージャージー州アズベリーパークにある、ブルース・スプリングスティーンゆかりの地をご紹介するもの。ジェレミー・アレン・ホワイトが歌うサウンドトラックから、1984年にリリースされたメガヒット・アルバム『Born in the U.S.A.』収録曲「アイム・オン・ファイア」をBGMに、映画の舞台ニュージャージーへと誘います。 最初に登場するのは、アズベリーパークのボードウォークにある2つの歴史的なシアター、コンベンションホールとパラマウント・シアター。パラマウント・シアターは、スプリングスティーンが自分のコンサートだけでなく、アルバム『闇に吠える街』のツアー・リハーサルをした場所として有名。コンベンションホールは、地元のアーティストだけではなく、レッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズといった大物アーティストも演奏したホール。 この街のヒーローを讃えるボードウォークのあちこちには、スプリングスティーンのグッズが数多く並べられ、ブルースにちなんだものが盛り沢山。BRUCE SPRINGSTEEN ARCHIVESでは彼の歴史をたどることができるので要チェックです。 2ndアルバム『青春の叫び』に収録されている「7月4日のアズベリー・パーク」では、「マダム・マリーが警察より占いが上手いから逮捕されたって聞いた?」(“DID YOU HEAR THE COPS BUSTED MADAM MARIE FOR TELLNG FORTUNES BETTER THAN THEY DO”)と歌われています。大きな瞳が目印の“占い師マダム・マリー”のお店も健在です。 ボードウォークで若き日のスプリングスティーンと恋人フェイ(オデッサ・ヤング)と過ごす特別なシーンのために、スコット・クーパー監督は、いまは施設から姿を消しているメリーゴーランドを用意して撮影に臨みました。そして、劇中にも登場するフェイが働くダイナーは、たくさんの物語が動き出すキーとなる場所。アズベリーパークのボードウォークは多くのシーンで彼の青春の地として描かれています。ぜひ、映画館の大画面でチェックしてください。 (C)2025 20th Century Studios

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