錠剤5万個押収、違法薬物の密造拠点か 所持容疑で3人逮捕

静岡県富士市で10月、違法薬物の製造拠点とみられる倉庫を神奈川県警などが家宅捜索し、違法薬物とみられる錠剤約5万個を押収していたことが、捜査関係者への取材で判明した。錠剤からは覚醒剤の成分が検出され、末端価格は数億円規模に上るとみられる。 捜査関係者によると、倉庫は田園地帯にあり、周囲は塀で囲われていた。神奈川、静岡、愛知各県警などの合同捜査本部は今月14日までに、30~50代のイラン国籍の男性3人を覚醒剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕。違法薬物を製造・加工する「工場」を運営したとみて追及する。 押収した錠剤にはゲームのキャラクターが描かれたものもあり、若年層向けの密売を狙った可能性があるという。倉庫からは、大麻の粉末も押収された。【宮本麻由】

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