元TBSの立民議員が反論、N党・斉藤健一郎氏の主張は「事実無根、無理がある」統一会派巡り

元TBSキャスターで立憲民主党の杉尾秀哉参院議員(68)が15日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。政治団体「NHKから国民を守る党」に所属する斉藤健一郎参院議員に対し、反論した。 杉尾氏は14日午前「一昨日の参院予算委員会で、自民党とNHK党の共同会派を巡って高市総理に行った私の質問についてNHK党の齋藤健一郎副党首がSNSで批判していますが、事実無根でありキチンと対応します。何とぞ宜しくお願い致します」と反論を予告していた。 そして同日午後「一昨日の参議院予算委員会で私が行った、自民党とNHK党との統一会派を巡る質疑に関して、NHK党副党首の齊藤健一郎参議院議員より発言の訂正を求める投稿がありました。しかし、この主張は事実無根であり、立憲民主党として見解をまとめ公表しましたのでお知らせ致します」とつづり、「立憲民主党SNS対応チーム」のアカウントに誘導した。 同アカウントは「まず、本投稿において、齊藤健一郎参議院議員は自民党と統一会派を組んでいたのは『〈無所属〉の齊藤健一郎』である旨主張していますが、同氏は今現在NHK党の副党首を務めており、その主張は一般的用語の使い方として無理があります」と主張。 続けて「その上で、参議院運営上の『会派』は参議院先例上2人以上とされていますが、立法事務費交付法上は1人会派も認められており、齊藤議員は7/31に立法事務費の交付を受けるNHK党会派結成届を提出して10/1に立法事務費の支給を受けると共に、自民との統一会派解消後の11/11に再度会派結成届を提出しています」と記述。 最後に「従って『自民党とNHK党が統一会派を組んだ』旨の杉尾議員の予算委員会質疑は事実に反するものではなく、7/20の選挙の結果NHK党の参議院議員が1人になり会派が消滅したので『杉尾議員の予算委員会質疑は意図的虚偽である』旨の齊藤健一郎参議院議員の主張は、妥当なものとは言えないと考えられます」とした。 斉藤氏は同アカウントの当該ポストを引用した上で「立憲民主党の『公式SNS対策チーム』アカウントが立ち上がったようです。私は、正式に予算委員長へ提出した抗議文の回答を週明けに待つ立場ですので、現時点ではこれ以上のコメントは控えます」などとつづった。 「NHKから国民を守る党」の党首、立花孝志容疑者(58)は9日、斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及し、今年1月に亡くなった元県議の竹内英明氏(当時50)の名誉を傷つけたとして、名誉毀損(きそん)の疑いで兵庫県警に逮捕された。党首の逮捕を受け、斉藤氏は先月15日に組んだ自民党との統一会派を解消。自身のXで「立花孝志党首の逮捕を受け、現政権にご迷惑をかけた責任と政治の停滞を避けるべく、自民党との会派解消を申し出ました。先ほど、石井参議院幹事長より了承をいただきましたことをご報告申し上げます。参議院議員 齊藤健一郎」とポストした。 斉藤氏はNHK党唯一の国会議員で副党首も務めている。少数与党となっている自民党は、連立政権から公明党が離脱した直後の10月15日、斉藤氏と参院会派「自民党・無所属の会」を結成していた。

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