絞殺後に頭部と四肢を切断…「国際機関で働く夢」19歳女子学生の未来を打ち砕いた“凄惨な殺人”(平成21年の事件)

日本を震撼させた平成の凶悪事件。事件後に流れた歳月は犯人・遺族の心境にどのような変化をもたらすのか。ノンフィクションライター・小野一光氏が、今回は「平成21年 島根女子大生バラバラ殺人事件篇」の「その後」を歩く。 ◆◆◆ 間もなく深い雪で閉ざされることになる山中で、事件は発覚した。 2009年11月6日の昼過ぎ、広島県北広島町の臥龍山(標高1223メートル)8合目付近の崖下で、キノコ狩りに訪れていた広島市の男性が、人の頭部を発見する。翌7日未明には、それが現場から直線距離で約25キロメートル離れた、島根県浜田市にある島根県立大学1年の女子学生、Aさんの遺体であることが確認された。

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