2022年に安倍元総理大臣を銃撃して殺害した罪に問われている山上徹也被告(45)の裁判員裁判。 山上被告はこれまでの裁判で安倍元総理の殺害などを認め、弁護側が銃刀法違反など一部の罪の成立などを争っている。 山上被告は逮捕された当時、「母が入信する旧統一教会とつながりがあると思い、安倍元総理を狙った」と供述していた。 そして初公判直前の先月上旬、山上被告は弁護側の関係者に対し、「旧統一教会は母の問題で、兄が亡くなるまでは、自分の人生を生きていこうと決意していた。教団に恨みを募らせたのは、兄の死に対する母の理解が原因だ」と話していたことが分かっている。