在留資格に含まれていない仕事をさせた疑い 神奈川県警、中国籍の社長逮捕

中国籍の社員に在留資格に含まれていない業務をさせたとして、神奈川県警捜査3課と厚木署などは18日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、同国籍で鉄鋼資材販売会社「ナンセイスチール」(千葉県船橋市)社長の男(59)=同県市川市=を逮捕した。神奈川県警は同法の両罰規定に基づき、19日に法人としての同社を書類送検する方針。 逮捕容疑は、2023年4月~今年7月、同社の相模原工場で、土木分野で「特定技能1号」の在留資格を持つ同国籍の男(46)=盗品等有償譲り受け罪などで公判中=に、工場長として金属くずの買い取りなど資格外の業務に従事させた、としている。 同課によると、社長は「法律に詳しくないので弁護士に聞いてから話す」と供述している。 同社は20年4月~24年7月、電線ケーブルなどの盗品を千件以上買い取っていた可能性があり、県警は社長の関与についても調べを進める。 同社は神奈川新聞社の取材に対し、「突然のことで事実関係を確認中。警察の捜査には協力していく」とコメントした。

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