2025年5月、愛知県田原市で祖父母を殺害したとして逮捕され、その後家裁送致されていた16歳の男子高校生について、名古屋家庭裁判所は検察官送致(逆送)を決定しました。 16歳の男子高校生は2025年5月、田原市の住宅で70代の祖父母を殺害したとして逮捕・送検され、10月、殺人の非行内容で家裁送致されていました。 男子高校生について、19日、名古屋家庭裁判所は、刑事処分を受けさせることが必要と判断し、検察官送致(逆送)を決定しました。 決定によりますと、逆送の理由については「いずれも強い殺意にもとづく一定の計画性を持った極めて悪質な犯行であり、結果は甚大で取り返しがつかない」「16歳という年齢や保護処分歴がないことなどを最大限に考慮しても社会的責任を大きく減らすことを許容し得る事情は見出しがたい」などとしています。 逮捕当時、男子高校生は警察の調べに対し、「祖父母が両親に指図したり、両親と口論したりしているのが嫌だった」という趣旨の供述をしていて、今後、検察が起訴するかを判断することになります。