マッチングアプリ悪用、デート装い「ぼったくりバー」で720万円詐欺容疑 男女3人逮捕

東京・渋谷でマッチングアプリを悪用してぼったくりを繰り返していたグループが摘発された事件で、警視庁保安課は新たに詐欺の疑いで、いずれも無職の池田琉之介容疑者(22)=東京都新宿区=と、渡辺凜容疑者(22)=神奈川県大和市=ら男女3人を逮捕した。池田容疑者は「覚えていない。弁護士と相談してから話す」と容疑を否認し、渡辺容疑者は「報酬100万円をもらった」と認めている。 警視庁はグループの摘発を進めており、これまでに男女14人が逮捕、起訴されている。 逮捕容疑は5月上旬ごろ、埼玉県の20代男性をデートを装って渋谷のバーに誘い入れ、高額な飲食代金を請求した上、男性への対応で「次の予約がキャンセルになった」と噓を言い、損害賠償金名目で、現金630万円と購入させたネックレスなど2点(計約90万円)をだまし取ったとしている。被害総額の720万円は一連の事件で最高。 保安課によると、3人は男性の携帯電話を取り上げて連れまわし、現金を複数のATMで引き出させたり、池田容疑者名義の口座に振り込ませたりし、一日の引き出し限度額を超えると日付が変わるまで監視して執拗(しつよう)に現金を要求していた。

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