寄付金で親族にタブレット端末 逮捕の医師 東大病院汚職

東大病院の医療機器選定を巡る汚職事件で、収賄容疑で逮捕された同病院の医師松原全宏容疑者(53)が、贈賄側から受け取った「奨学寄付金」でタブレット端末などを購入し、親族にプレゼントしていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁捜査2課は、寄付金の使途を詳しく調べている。 同課によると、松原容疑者は2016年12月~23年1月、贈賄側の医療機器メーカー「日本エム・ディ・エム」(東京都新宿区)を含む5社から奨学寄付金として計約300万円を受け取り、うち少なくとも約150万円を、パソコン購入など私的に流用していたとみられる。購入した端末などは20点以上に上るという。 捜査関係者によると、松原容疑者は購入したタブレット端末などを親族にプレゼントし、その大半は学内の生活協同組合(生協)で購入していたという。

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