オリンピアンが麻薬王に転落だ。英国メディア「デーリー・メール」などによると、2002年ソルトレークシティー五輪スノーボード・パラレル大回転にカナダ代表で出場したライアン・ウェディング(44)について、米国務省は逮捕につながる情報に対し報奨金を1500万ドル(約24億円)に引き上げた。 同メディアによると、ウェディングは、10億ドル(約1570億円)規模の麻薬密輸組織を率い、複数の殺人を首謀した容疑で告発され、3月には「最重要指名手配犯トップ 10」リストに追加されていた。昨年10月に報奨金は1000万ドル(約15億円)だったが、1500万ドルに引き上げられた。 またウェディングは新たに証人妨害および脅迫、殺人、マネーロンダリング、麻薬密売の容疑で起訴された。これで計8件の重罪で起訴されており、うち3件が殺人罪、1件が殺人未遂罪だという。 青少年の模範になるべきオリンピアンが、とんでもない方向へ歩んでしまったようだ。