横浜で700万円入り金庫強奪の疑い 神奈川県警、会社員ら7人逮捕

7月に横浜市の住宅で現金約700万円入りの金庫が奪われ、住人が負傷した事件で、県警は25日、ボリビア国籍で自称電気設備工のヴァカ・タケオ・ケビン・リュウ(29)=厚木市戸室1=と、会社員の石田雄大(24)=東京都町田市山崎町=の両容疑者を強盗致傷と住居侵入の容疑で逮捕した。 2人は指示役とみられ、県警は実行役とみられる16~17歳の少年5人も同日までに同容疑で逮捕した。 7人の逮捕容疑は、共謀して7月28日午前5時10分ごろ、横浜市神奈川区の住宅に侵入。住人の60代男性に催涙スプレーをかけて顔や腕に化学熱傷を負わせ、現金約700万円などが入った金庫を奪ったとしている。県警は全員の認否を明らかにしていない。 県警捜査1課によるとヴァカ、石田両容疑者が少年5人に秘匿性の高い通信アプリで指示をしていた。一部の少年が、奪った金庫を車に運び込んで逃走する様子が防犯カメラに映っていたことなどから、逮捕につながった。少年らは現場でスタンガンも所持していたとみられるという。 石田容疑者は、10月にも小田原市の住宅に侵入し腕時計など34点(計約340万円相当)を盗んだとして逮捕され、処分保留となっている。県警は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の可能性も視野に調べる。【清水夏妃】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする