ブラジリアで27年の禁固刑開始 ボルソナロ前ブラジル大統領

ブラジリア、ブラジル、11月26日 (AP) ― 南米ブラジルのジャイール・ボルソナロ前大統領は11月25日、未遂に終わったクーデターを主導した罪で有罪判決を受け、27年の刑期を開始した。南米諸国では前大統領が刑務所に入ることはないと疑っていた多くが、この事態に驚いている。 本件を担当した最高裁判事は、ボルソナロ受刑者が22日に予防拘禁された後も、引き続き拘置されることを決定した。 この命令発令後、苦境に立つ指導者の支持者と反対派が連邦警察本部前に集結。一方は同受刑者の釈放を求め、他方は収監を祝杯で祝った。 前大統領は8月から自宅軟禁状態にあったが、22日に足首の監視装置を破壊しようとしたため連行された。前大統領は「幻覚」のせいだと主張したが、判事は事前逮捕命令でこの主張を退けた。 ボルソナロ受刑者は連邦警察本部の他の数名の収容者とは一切接触しない。連邦警察によれば、12平方メートルの部屋にはベッド、専用浴室、エアコン、テレビ、机が備わっており、医師や弁護士との面会は自由だが、その他の面会者は最高裁の許可を得なければならない。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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