ホワイトハウス近くで州兵2人が銃撃され重体 アフガン出身の容疑者を拘束――「攻撃は予見されていた」と州兵

現地時間11月26日、ワシントンD.C.のホワイトハウス近くで州兵2人が銃撃された事件で、複数の法執行関係者がCBSニュースに語ったところによると、容疑者はアフガニスタン出身で29歳のラフマヌラ・ラカンワルと特定された。ラカンワルは2021年に米国に入国しており、すでに身柄を拘束されている。 銃撃された州兵2人は現在も重体で、身元は明らかにされていない。 国防長官のピート・ヘグセスは、ドナルド・トランプ大統領が今回の事件を受けて、ワシントンD.C.への州兵500人の追加派遣を要請したと明らかにした。事件はダウンタウンの地下鉄駅付近で発生した。 ◾️現時点で判明していること: •銃撃はホワイトハウス北西、17番通りとIストリートNWの交差点付近で発生 •多数の警察車両と救急車が現場を取り囲み、周辺の複数ブロックが封鎖された •負傷者とみられる人物が、目に見える外傷を負って救急車で搬送された •州兵2人の容体および身元は未公表 •国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官は事件を認め、地元当局と連携して対応していると述べた •ホワイトハウス報道官キャロライン・レヴィットによると、トランプ大統領は現在サンクスギビングのためフロリダに滞在しており、事件について報告を受けた •シークレットサービスおよびアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF)の職員が現場で支援にあたっている •ヘグセスは「この事件は、ワシントンD.C.を安全かつ美しい都市にするという我々の決意を強めるだけだ」と述べ、陸軍長官に正式な派遣要請を提出すると表明した ロサンゼルスでの任務を終えたばかりの州兵たちは11月26日、ワシントンD.C.で起きた致命的な襲撃について、「怒りを感じるが、驚きはなかった」と語った。 彼らは、今年初めにホワイトハウスの命令でカリフォルニア州内の移民取り締まり支援に動員されていた。今回の事件は、軍の国内任務が拡大されるなかで「予想された結果」だったと語っている。 「こうなると思っていた」と話すのは、イラク従軍経験を持ち、今夏ロサンゼルスに派遣されたベテランの州兵。彼を含む複数の兵士が、軍本来の任務とは異なる不安定な状況に投入されていることに不満を表明した。

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