インターネット経由で確定申告ができる国税電子申告・納税システム「e-Tax」を悪用した詐欺事件で、高知県警は、新たに共犯の疑いで北海道の30代の地方公務員の男を逮捕しました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、北海道河東郡の士幌町立特別養護老人ホームほほえみの介護職員・小田桐史弥容疑者(35)です。 警察によりますと、小田桐容疑者は2024年5月から6月にかけ、何者かと共謀し北海道の税務署に対して、うその報酬や経費を記した確定申告をe-Taxで行い、小田桐容疑者名義の口座に、所得税の還付金・約99万円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれています。 これでe-Taxを使用した一連の詐欺事件の逮捕者は21人となり、被害は11都道県で約2620万円にのぼっています。 県警は、捜査に影響するため小田桐容疑者の認否を明らかにしていません。 県警は引き続き捜査を進め、全容解明に努めるとしています。