風俗店で働く女性を紹介してもらった見返りに紹介料=スカウトバックを支払っていたとして、風俗店従業員らが警視庁に逮捕されました。警視庁が「スカウトバック」行為を摘発するのは初めてです。 風営法違反の疑いで逮捕されたのは、東京・豊島区の風俗店従業員・小川廣樹容疑者(53)ら2人です。 小川容疑者らは今年9月、風俗店で働く女性の紹介を受けた見返りに紹介料=スカウトバックとして、巨大スカウトグループ「アクセス」の元幹部・田中航哉容疑者(29)に現金およそ6万5000円を支払った疑いがもたれています。 田中容疑者(29)は去年7月、この女性を別の風俗店に紹介していた疑いで逮捕されています。 小川容疑者らは田中容疑者に今年3月からの6か月間で、紹介料や顧問料としておよそ37万円を支払っていたとみられています。 取り調べに対し、3人は容疑を認めているということです。 今年6月に施行された改正風営法で、性風俗店がホストやスカウトから女性の紹介を受ける見返りに報酬を支払う「スカウトバック」が禁止されていて、都内で「スカウトバック」の事件を摘発したのは今回が初めてです。