エイドリアン・スーティル、詐欺および横領の疑いで逮捕と報道。F1ではフォースインディア等で活躍……過去には傷害で有罪判決も

元F1ドライバーのエイドリアン・スーティルが詐欺容疑で逮捕され、勾留中だという。ドイツの『BILD』らが報じている。 報道によると、スーティルはドイツのシュトゥットガルト州の警察によって身柄を拘束された後、同州の地方裁判所に出廷。裁判官によって勾留が言い渡され、バーデン=ヴュルテンベルク州の刑務所に身を置いているようだ。 現地検察庁の報道官は「バーデン=ヴュルテンベルク州の犯罪捜査機関と連携し、複数の建物で捜索を行なった」としており、モナコ、スイス、バーデン=ヴュルテンベルクで強制捜査が行なわれた模様だ。 また報道では、「捜査官によるとスーティルは『加重共同詐欺および共同横領』の容疑をかけられている」とされている。 スーティルが法に触れて紙面を飾るのはこれが初めてではない。彼は現役でF1に参戦していた2011年、中国GP後に傷害事件を起こし、執行猶予付きの懲役18ヵ月、そして罰金20万ユーロ(約3600万円)という判決を受けた。なおこの罰金は、裁判所が指定した慈善団体に寄付された。 この事件は、スーティルが上海のナイトクラブで、ジニー・キャピタルCEO兼ロータスF1チームオーナーだったエリック・ラックスを割れたシャンパングラスで傷つけ、首に怪我を負わせたというもの。ラックスは24針縫う重傷を負った。 なおこの事件についてスーティルは、故意ではなかったと謝罪している。当初は有罪判決に対して控訴していたが、2012年の3月に控訴を取り下げている。 彼は当時、このようにコメントしていた。 「エリック・ラックスに自分の考えを伝えることができ、再び法廷に行く必要がなくなったことを嬉しく思う」 「これ以上去年のような年を過ごしたくない。この件は終わりにして、できるだけ早くF1のレースに戻りたい」 スーティルは2007年にスパイカーからF1デビューを果たすと、フォースインディアと改称されたチームに長らく在籍。2012年はF1に参戦しなかったが、2013年にフォースインディアから復帰を果たすと、2014年はザウバーに移籍して同年限りでF1キャリアを終えた。通算128戦を戦ったもののの表彰台には一度も登れず、最高位は4位。ファステストラップを1度記録している。 その後は目立ったレース活動をしていなかったスーティルだが、2022年と2023年にはフェラーリ・チャレンジ・ヨーロッパに参戦した。現在は42歳だ。

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