不動産管理ハナマサ乗っ取りを計画か 虚偽登記などの疑いで3人を再逮捕、警視庁暴対課

不動産管理会社「ハナマサ」(東京都世田谷区)の株券を偽造したなどとして男女3人が逮捕された事件で、虚偽の登記を申請したなどとして、警視庁暴力団対策課は2日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、いずれも会社役員の松沢泰生容疑者(74)=東京都渋谷区=と、沢田洋一容疑者(76)=新宿区=を再逮捕した。 また、5年3月にハナマサの定款を偽造したとして、有印私文書偽造・同行使の疑いで、松沢容疑者と、無職の斎藤ゆかり容疑者(60)=目黒区=も再逮捕した。暴対課はいずれも認否を明らかにしていない。 松沢、沢田両容疑者の再逮捕容疑は4年12月、東京法務局に松沢容疑者がハナマサの代表に選任されたとする虚偽の登記を申請し、登記を書き換えさせたとしている。 暴対課によると、虚偽の登記申請する直前に、ハナマサ所有の土地が別の企業に10億円超で売却され、うち約8億円が松沢容疑者の関連会社に流れていたという。3人は11月にもハナマサの株主権を巡る訴訟を有利に進めるために株券や株式譲渡契約書を偽造したなどとして逮捕されており、暴対課は3人が不正に会社を乗っ取ろうとしたとみて、一連の事件との関連を調べている。

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