名義貸しで白タクに加担 容疑で中国籍の介護サービス会社代表ら計7人逮捕 大阪府警

不正に名義を貸して無許可のタクシー営業(白タク)をさせたとして、大阪府警は2日、道路運送法(名義貸しの禁止)違反の疑いで、大阪市城東区の介護サービス会社「SANSAN」の代表取締役で中国籍、朱珊珊(ジュー・シャンシャン)容疑者(43)と、夫で同社社員、花沢俊容疑者(43)の2人を逮捕した。 両容疑者の逮捕容疑は、昨年12月~今年10月までの間、雇用関係がない30~40代の男女5人が所有する車を同社のものと偽って登録。白タクをさせたとしている。府警は同社から名義貸しを受け、白タクを行ったとしてこの男女5人も同容疑で逮捕した。いずれも認否を明らかにしていない。 府警によると、同社は介護タクシー事業などの営業に必要な「福祉輸送事業限定許可」を取得しており、同社の事業車両として国土交通省か営業区域の運輸局に申請すると緑ナンバーを取得することができる。5人は実際に同社名義で取得した緑ナンバーを付けて白タクをしていたとみられる。 ただ、福祉輸送事業限定許可は、介護が必要な人の送迎に限定されており、タクシー営業は許可されていない。府警は白タク発覚を防ぐための偽装だったとみている。 府警は両容疑者と5人の関係などを調べる。

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