AP通信は、クリーブランド・ガーディアンズのエマニュエル・クラセ投手とルイス・オルティス投手に対する裁判が、来年5月に始まる見通しとなったと報じた。2人は賭博に関する賄賂を受け取ったとして、連邦政府から起訴されている。 ブルックリン連邦地裁の判事は2日(日本時間3日)、陪審員選考を5月4日から開始し、裁判はその翌週、もしくはそれより早く始まる可能性があると述べた。 米国検察官補ショーン・シャーマン氏は、裁判は2週間程度に及ぶ見込みであると説明。また、先月2人が逮捕されて以来、双方は協議を続けているものの、裁判回避のための司法取引についてはまだ話し合われていないと明らかにした。 検察によれば、クラセとオルティスの2人は数千ドルの賄賂を受け取り、母国ドミニカ共和国の2人の賭博者が、彼らの投球の球速や結果に基づく賭けで少なくとも46万ドルを勝ち取るのを手助けしたとされている。 一方、弁護側は疑惑を全面否定。オルティスの弁護士は、ドミニカ国内の個人との金銭のやり取りは合法的な活動への支払いであり、賄賂ではないと主張している。両投手は無罪を主張し、現在は保釈中となっている。