「日本は現金を持ち歩く人が多く、スリがしやすい」観光客など101人の財布を盗んだ疑い 逮捕・起訴された中国籍の男 「カードの写真を海外に送ると1枚2000円の報酬も」

中国籍の無職・田紅波被告(41)は、今年7月~9月、奈良市内や大阪・関西万博の会場などで観光客3人の財布を盗んだとして逮捕・起訴されました。 田被告は、警察の取り調べに対し「中国はキャッシュレス化が進んでいるが、日本はいまも現金を持ち歩く人が多く、防犯意識も低いのでスリがしやすかった。何度も来日していた」などと容疑を認めているということです。 田被告のスマホからは、盗んだ33人分のクレジットカードのカード番号などを撮影した写真が見つかっていて、「盗んだクレジットカードの写真を海外に送信すると1枚あたり2000円の報酬があった」と供述しているということです。実際に、盗まれたクレジットカードが不正利用された事案が、ウガンダやアラブ首長国連邦、アメリカ、オーストラリア、ベトナムなど複数の国で確認されているということです。 警察は田被告が、起訴された3件以外にも、98人の財布などを盗んだ疑いがあるとして(被害額は約548万円相当・うち現金被害は約412万円)、きょう新たに奈良地検に書類送検しました。 田被告は10代前半から中国のスリ集団に所属し、瞬間的に財布などを盗む技術を身に付けたとみられるということです。

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