12月に入り「オレオレ詐欺」急増 あえて"古典手口"? 孫や息子かたり「現金手渡し」 県警が注意喚起

市役所職員や警察官を騙るなど年々巧妙化してきた「ニセ電話詐欺」の手口ですが、12月に入り、息子や孫をかたる「オレオレ詐欺」の被害が増加しているとして県警が注意を呼びかけています。 警察によりますと12月4日から5日にかけて、長崎県島原市に住む90代の女性家の固定電話に"孫"を装った男から電話がありました。 男は「株の配当金に対する税金を滞納していて、金を受け取れない」などとして女性に代わりに滞納金を支払うよう依頼。女性は、自宅を訪れた"証券会社のシモダ"を騙る男に、用意していた現金100万円を手渡し、金をだましとられたということです。 また、12月7日には長崎県平戸市に住む80代の男性の自宅の固定電話に"息子"を装った男から電話がありました。男は「国税局に携帯を差し押さえられた。金を振り込めば逮捕されないからできるだけ金を用意してほしい」などとうそを言い、男性は"弁護士を騙る男"に現金220万円を手渡し、だまし取られたということです。 県警は12月に入り長崎県内で「オレオレ詐欺」が増加しているとして、家族を名乗る人物からの電話であっても、金の話は詐欺を疑い、家族や警察などに相談するよう注意を呼びかけています。

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