11月、熊本市内で起きたポケモンカードの窃盗事件に関与したとして逮捕された男子中学生が、住宅に侵入し腕時計などを盗んだ疑いと大麻所持の疑いで逮捕されました。 麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定で15歳の男子中学生です。 この男子中学生は今年10月、熊本市内で警察が職務質問をして任意で取り調べた際、バッグの中に大麻1gを所持していた疑いが持たれています。 ■バッグから小分けした大麻10袋 警察によりますと、バッグからは他にも10個のポリ袋に小分けされた植物片10gが見つかっていて、その後、大麻と確認されました。 記者「少年のバッグから見つかった11gの大麻、密売目的だったのか使用目的だったのかいまだわかっていません」 ■ポケカ窃盗にも関与か? また男子中学生は、今年9月に熊本市内の住宅に窓ガラスを割って侵入し、現金3万円と腕時計やネックレスなど9点、あわせて約340万円相当を盗んだ疑いで、今日(12月9日)再逮捕されました。 警察は、周辺の防犯カメラの映像などから男子中学生を特定したとしています。 警察の取り調べに対し男子中学生は、大麻の所持を認めているということです。 一方、窃盗の容疑について警察は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていません。 捜査関係者によりますと、男子中学生は、11月14日に熊本市中央区の無人販売店でポケモンカードを盗んだとして逮捕された6人のうちの1人だということです。 ■補導→所在不明→窃盗事件→逮捕 男子中学生は3回逮捕されています。 今年10月22日に、熊本市内で警察が男子中学生を補導して警察署に任意同行します。 その際にバッグから植物片が見つかり、鑑定に時間がかかるため、男子中学生は一度保護者に預けられました。 しかし、その後、所在が分からなくなったということです。 そんな中、11月14日の未明、ポケモンカードの窃盗事件が発生します。 この事件の1時間後、現場から4kmほど離れた場所で、通報時の情報と特徴が一致する車を警察が発見し、職務質問したところ、乗っていたうちの1人が、所在が分からなくなっていた男子中学生と判明したため、大麻所持の疑いで逮捕しました。