浜松市中央区の当時75歳の男性が殺害され遺体が浜松市浜名区の山中に遺棄された事件で、静岡地検浜松支部は12月9日、男性の自宅に放火した罪でフィリピン国籍の男を起訴しました。 非現住建造物等放火の罪で起訴されたのは、フィリピン国籍で浜松市浜名区根堅の工員の男(31)です。 起訴状によりますと、被告の男は、8月15日午後10時頃、浜松市中央区の無職の男性(当時75)の自宅の2階リビングダイニングで、ソファの上に着火剤を塗ったダンボールを置き、その上にろうそくを立ててライターで火をつけ、床の一部を焼損させた罪に問われています。 被告は、男性の遺体遺棄容疑で男性の息子夫婦ら5人が逮捕された11月に、非現住建造物放火未遂の疑いで逮捕されていましたが、地検浜松支部は非現住建造物放火の罪に切り替えて起訴しました。 警察によりますと、被告は、殺人や死体遺棄などの疑いで逮捕されている息子の知人ということです。