愛知県一宮市にある病院で、新型コロナウイルスの対策補助金5200万円あまりをだまし取ったとして、名古屋地検は10日、病院を運営する医療法人の理事の女を詐欺の疑いで逮捕しました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、いまむら病院を運営する医療法人有俊会の理事・今村有希子容疑者(57)です。 名古屋地検特捜部によりますと、今村容疑者はおととしまでに防護服や医療機器などを購入したようにみせかけ、虚偽の申請書などを提出し、愛知県から新型コロナ対策の補助金など約5260万円をだまし取った疑いが持たれています。 愛知県は今年3月、病院に対して、新型コロナ対策補助金約4億5000万円の不正受給を認定していて、刑事告訴への考えを示していました。