【行動連絡は担当刑事と】【検索エンジンは使用しない】ニセ警察官からスマホに3通の書類 巧妙な手口と見破るポイント 山梨

山梨県内では今年警察官をかたる詐欺の被害が急増しています。 UTYが入手したニセ警察官から送られてきた書類。 その書類から見えてきた巧妙な手口と見破るポイントとは? 群馬県警をかたる男から甲府市に住む女性のスマートフォンに送られてきた3通の書類。 【小型無線電話機電波移動体通信サービスによる取り調べ同意書です】 それらしい言葉が並び… 【原則2時間に1回の行動連絡は担当刑事とやり取りを行います】 【検索エンジン、グーグル、ヤフー、サファリ これらは一切使用しないでください】 行動をこと細かく把握し制限しようとする指示まで…。 女性は突然電話で警察官を騙る男から身に覚えのない容疑をかけられた後、この書類が送られてきて「今から逮捕しに行く」と伝えられたということです。 その後、異変に気づき、警察に相談して被害にあわずにすみました…。 警察官をかたる男から送られてきたこの書類について、県警は「ありえない」と指摘します。 山梨県警 生活安全企画課 曽我賢一郎次席: 「ここに書いてある、原則2時間に1回の行動連絡を担当刑事とやりとりをしなさいというふうに書いてありますけど、警察がこのようなことを求めることは絶対にありません」 「令状を含めてですけど、警察からメールやSNSビデオ通話を通じて、このような書類を提示することは一切ありません」 県内では今年ニセ警察官詐欺の被害が相次いでいます。 先月末までに県内で確認されたニセ警察官詐欺の被害は去年の同じ時期のおよそ3倍の34件。被害額はおよそ4億7464万円で3億9459万円も増えています。 県警は逮捕状などをSNSなどで提示することや、プラスから始まる国際電話を使用することなどは絶対にないとして騙されないように呼び掛けています。 お金の動きが増える年末年始には犯罪に巻き込まれないよう注意が必要です。 山梨県警 曽我賢一郎次席: 「県民の皆さまの大切な財産を狙った犯罪の発生が懸念されます。年末年始は何かと慌ただしくなりがちです」 「日常生活に隙が生じないように自主防犯意識を高め、犯罪の被害にあわないように心がけましょう」

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