経理担当で支払いを装い835万円を横領した58歳男――初公判で起訴内容を認める 鹿児島地裁

勤務先の建築機器関連会社から現金約835万円を着服したとして、業務上横領罪に問われた鹿児島市高麗町、無職の男(58)の初公判が10日、鹿児島地裁(川口洋平裁判官)であり、被告は起訴内容を認めた。 検察によると、経理担当だった被告は取引先への支払いを装い、他の従業員に会社の預金口座から出金させて金庫に保管し、現金の持ち出しを繰り返した。冒頭陳述で「横領した現金でブランド品を購入して売却したり、旅行や自動車のカスタム費用を支払ったりしていた」と指摘した。 起訴状によると、2021年3月、金庫から現金835万3000円を3回にわたり持ち出し、着服したとされる。 被告は同じ手口の業務上横領容疑で再逮捕されており、鹿児島地検は追起訴を予定している。

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