「児相を抜け出したい」14歳少女を連れ出し性交か 21歳男が起訴内容認める 売春金も受領の指摘

14歳の少女と性行為をしたとして不同意性交等の罪に問われている男の初公判が10日長崎地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。検察は冒頭陳述で、少女が売春で稼いだ金を男が得ていたと指摘しました。 ■14歳、女子中学生への犯行 不同意性交等の罪に問われているのは、本籍が長崎県大村市の住所不定・無職の男(21)です。 10日に開かれた初公判に、男は丸刈りが伸びた髪に丸メガネ、マスク、灰色のトレーナーに迷彩柄のズボン姿で出廷しました。 起訴状などによりますと、男は2025年8月29日と9月1日、大村市内のラブホテル、佐世保市内の友人の家、また諌早市内のラブホテルで当時14歳だった少女に対し、16歳未満でありかつ自分より5歳以上年下であることを知りながら性交したとされており、不同意性交等罪に問われています。 男は起訴内容について「間違いありません」と認めました。 ■友人の紹介…少女は児童相談所へ 検察官は冒頭陳述で男と少女が知り合った経緯や犯行状況について次のように述べました。 ▶被告の男は2025年8月中旬頃友人の紹介で当時14歳だった少女と知り合った。 ▶少女は祖母とケンカをしており、家に帰りたくなかったことから知り合った日に男と朝まで一緒に過ごした。 ▶自宅に帰らなかったことなどから少女は児童相談所に保護され、入所することになった。 ▶男は少女が14歳であることを知った。 ■「児相から逃げたい」少女からのメッセージ ▶8月27日頃、男は少女から「児童相談所を抜け出したい」「28日に病院を受診するので、その際に逃げ出したいから、車で迎えに来てほしい」などという内容のメッセージを受け取った。 ▶男は「助けてあげようか」などと少女からの依頼に応じ、28日大村市内の医療施設に車で向かいそこから少女を連れ出した。 ■少女が売春で稼いだ金を得ていた ▶男は9月2日頃まで少女と行動を共にし、大村市内や諌早市内のラブホテル、佐世保市内の知人宅などを転々とし起訴された内容の犯行に及んだ。

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