大麻などを密輸入しようとしたとして、沖縄地区税関は11日、台湾籍で住居不定の秘書の容疑者の男(28)と中国籍で住居不定の学生の容疑者の女(23)を関税法違反の疑いで那覇地検に告発した。捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。 税関によると、2人は11月23日(現地時間)にタイの空港を出発し、台湾を経由して同日、那覇空港へ到着。共謀してタバコ状にした大麻(2・85グラム)や電子タバコのカートリッジ8本にいれた大麻成分THC(テトラヒドロカンナビノール)を含む液体(10・73グラム)を容疑者の男のワイシャツやズボンのポケットに隠して密輸入しようとした疑いがある。観光目的で沖縄を訪れたという。 豊見城署は11月下旬に両容疑者を麻薬取締法違反(輸入)の疑いで逮捕していた。