“危険運転致死容疑”男の実名を公表 その素顔 暴走14人死傷事故

赤信号を3度も無視して事故を起こした男。危険運転致死の疑いなどで逮捕され、実名が公表されました。 ■“危険運転”暴走男の実名公表 猛スピードで車に衝突した男。ドアを開け、現場を後にします。 先月、東京・足立区梅島で車が暴走した事故。15日、危険運転致死の疑いなどで逮捕された横尾優祐容疑者(37)です。 先月24日、足立区で起きた事故。赤信号を3回無視。車は時速76キロほどまで加速していたということです。 28歳の女性、81歳の男性2人が死亡し、12人が重軽傷を負いました。 事件当日、午前7時に起きた男はコンビニの弁当を食べた後、自動車販売店から車を盗んだとみられます。 およそ2時間ほど経った後、警視庁に発見され、追跡された後、事故が起きます。 横尾容疑者は車を盗んだ疑いで逮捕されていました。 容疑者は販売店を2回訪れていますが、「免許がない」と言うなど販売店側は“招かざる客”という認識だったそうです。 横尾容疑者の供述 「車の試乗はしたかったが、買うつもりもないのに店員さんに試乗したいとは言えなかったので何も言わず車に行った。クラウンを走らせているうちに神奈川県秦野市にある水がきれいな山の方へ行きたいと思いました。クラウンに乗ってトヨタのお店のまわりを一回りし秦野市に向かう途中で、クラウンをガードレールや人にぶつけてしまい、最後はクラウンが動かなくなってしまいました。交通事故を起こした時はレッカーを呼ばないといけないと分かりますが、クラウンをそのままにしてしまい、私自身安全な場所に行かないといけないと思い、歩いて自宅まで行きました」 警視庁は赤信号を無視したうえ、女性をはねて死亡させた危険運転致死の疑いなどで横尾容疑者を逮捕しました。 ■職業不詳の37歳 男の素顔は? 横尾容疑者は60代の両親と3人で暮らしていました。高校卒業後、工場で1年間勤務。現在は無職とみられ、両親の年金で生活していたということです。 普通免許は持っていたものの、常習的に違反を繰り返していました。 家宅捜索では表紙に「クラウン」「免許試験」と書かれたノート、車のゲームソフトなどが押収され、車が好きだったとみられています。 母親が防犯カメラの画像をみて「うちの息子です」と確認したということです。 横尾容疑者は容疑について黙秘しています。

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