プロレスラー・ジャガー横田(64)の夫で「ジャガークリニック」を経営する医師・木下博勝氏(57)が16日までに自身のインスタグラムを更新し、各地で広がる“ゾンビたばこ”について言及した。 木下氏は「若者の間で『ゾンビたばこ』と呼ばれる指定薬物“エトミデート”の広がりが、いよいよ深刻な局面を迎えています」と切り出すと「今年5月に指定薬物となり販売・所持が禁止されましたが、過剰摂取でけいれん・意識障害を起こす極めて危険な薬物です。沖縄では相談件数が今年に入り急増し、家族からは『吸って意識がはっきりしない』『様子がおかしい』といった声が相次いでいます」と報告した。 「さらに東京都内でも初の逮捕者が出るなど、大分・三重・東京へと広がりは明らか。渋谷の若者たちからも『声をかけられた』『駐車場で売っていると聞く』『SNSで調べたら出てくる』という証言が…。販売価格は覚醒剤より高いのに、相談者が“またやりたくなる”と言うほど常習性が強い点も、医療者として非常に危険と感じます」 「薬物問題は、もはや“特定の層の話”ではありません。SNSで簡単に売買情報が広がる時代、未成年や若者が巻き込まれるリスクは急速に高まっています。大切なのは『禁止』だけではなく、危険性を正しく知ること・困ったときに相談できる環境を整えること。社会全体で早急に対策を講じる必要があります」と強く訴えていた。