電話でお金の話が出たら『詐欺』石川県内でも被害止まらず “警察官”を名乗り送金させるパターンが急増中

石川県内で特殊詐欺の被害が止まりません。17日も3件、あわせて1900万円あまりの被害が明らかになりました。また、県警は17日、不正に入手した他人のキャッシュカードで現金100万円を引き出したとして20歳の男を逮捕しました。 窃盗の疑いで緊急逮捕されたのは神奈川県座間市の無職の20歳の男です。 調べによりますと男は15日、不正に入手した野々市市の80代女性のクレジットカードを使ってATMから現金100万円を引き出し盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと被害にあった女性は市役所の職員や警察官を名乗る人物から「口座が狙われている」などと電話を受け、後日、自宅を訪れた人物に通帳とキャッシュカードを渡したということです。警察が調べたところ被害者のキャッシュカードからはこのほか600万円が引き出されていました。 警察は捜査に支障があるとして男の認否を明らかにしていません。 警察は組織的な詐欺グループの犯行とみて詳しい経緯などを調べています。 また県内では特殊詐欺の被害が相次いでいます。 まず野々市市の40代女性です。今年10月、携帯電話にかかってきた不審な電話からSNSやビデオ通話に誘導されました。すると警察官を名乗るものから電話で「マネーロンダリング事件の共犯者として浮上している身の潔白を示すためにお金を調べる必要がある」などと言われ指定された口座に現金1700万円を振り込んでだまし取られたということです。 また金沢市の20代男性も先月、警察官を名の名乗る男などから「口座が外国人に売られた」などと電話があり複数回に渡り暗号資産の時価で約140万円を送金。金沢市の別の20代男性も警察官を名乗る者からの電話で現金85万円をだまし取られています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする