山陰両県では交通死亡事故が多発傾向で、年の瀬に向け注意が必要です。 鳥取市では12月17日、横断歩道を渡っていた女性がワゴン車にはねられ死亡しました。 事故があったのは、鳥取市新品治町の県道交差点で、17日午後6時すぎ、横断歩道を歩いて渡っていた女性が、交差点を左折してきたワゴン車にはねられました。 はねられたのは鳥取市永楽温泉町の58歳の女性で、病院に救急搬送されましたが、約2時間後の午後8時20分ごろ出血性ショックのため死亡しました。 鳥取警察署は、ワゴン車を運転していた鳥取市宮谷の63歳の男を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。 男は、「私が交通事故を起こして歩行者にけがをさせたことに間違いありません」と容疑を認めているとしています。 現場は信号機のある見通しの良い交差点で、事故当時、ワゴン車と歩行者とも青信号だったということです。 警察は、逮捕容疑を過失運転致死に切り替えて、さらに詳しい捜査を進めていくとしています。 山陰両県では2025年、交通死亡事故が多発していて、鳥取県内では17日の事故で犠牲者が16人となり、2024年の同じ時期より4人多く、また島根県内では16人で、7人も増加しています。