警察官などになりすまして現金をだまし取ろうとしたとして、むつ署と青森県警捜査2課、県警機動捜査隊は19日、詐欺未遂の疑いで台湾籍の住所、職業不詳の容疑者(32)を現行犯逮捕した。現金に見せかけた紙片を入れた紙袋を取りに来た容疑者を、むつ署員らが取り押さえた。 逮捕容疑は複数の氏名不詳者と共謀し、11月20日~12月19日、警察官や検察官を名乗り県内在住の70代女性に電話をかけ、2240万円を指定場所に置かせてだまし取ろうとした疑い。 調べによると、電話で「あなた名義の電話番号と通帳が詐欺事件に使われており共犯者の疑いがある」「全ての口座が凍結され、2年間入出金ができなくなるので出金して自宅で管理を」などと言い、自宅敷地内の車の下に現金を置くよう指示。報道で同様の手口を知った女性が9日、警察に相談した。容疑を否認しているという。