猫100匹超を不衛生飼育 熊本簡裁、女性に罰金命令

熊本市北区の住宅で6月、猫の死骸が多数見つかった事件で、熊本区検は22日までに、預かっていた100匹以上の猫を不衛生な環境で飼育したとして、動物愛護法違反(虐待)の罪で、熊本市北区弓削6丁目、無職女性(51)を略式起訴した。熊本簡裁は罰金10万円の略式命令を出した。 女性は昨年2月ごろから今年6月2日の間、排せつ物などが放置された不衛生な環境だった自宅などで、猫13匹に十分な餌を与えずに衰弱死させ、別の12匹を同様の環境で飼育して虐待した疑いで、9月に県警に逮捕された。検察は送検された女性を処分保留で釈放し、任意で捜査していた。 現場からは猫100匹以上の頭蓋骨が回収されており、検察は不衛生な環境で飼育した猫が100匹超に上ると判断した。 女性は動物保護団体のボランティアとして活動していた。6月に熊本市動物愛護センターと県警が多数の猫の死骸を確認し、市が刑事告発した。(丁将広)

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